定期的に、人事異動を行う会社は多いので、事業所や店舗が複数ある場合には、職場が替わることもあります。もしくは、部署が替わることもあります。職場の異動が決まってから、次の職場へ移るまでは、比較的気分も楽なのですが、新しい職場に入ると大なり小なりストレスを受けることになります。

新しい職場が、以前より自分に合って楽しくなることもあるかもしれません。しかし、その逆で、合わなくて辛い思いをしている人もいるでしょう。今この文章を読んでくれている人がいれば、たぶん後者ではないでしょうか。

辛い思いをしている原因は、職場が替わることで人間関係が変わること、場合によっては仕事の内容が変わることからきています。仕事の内容が変わっていなければ職場が替わることで新たな人間関係を築く必要からストレスを感じるのでしょう。

多くの場合、新しい職場の人間関係に合わせることがストレスを生んでいる原因となっています。環境が変わっていない人は、楽しそうにやっているのでその差が余計にストレスを増やすことにもなります。

結論からいえば、必ず時間が解決します。ひとによって長い短いはありますが、1か月から長くても1年未満で解決します。時間が短い人は、やはり溶け込む努力をしています。自分から積極的に話しかけて自分に合った同僚を早く見つけています。

早く、自分に合った同僚を一人でもいいから見つけることができると職場がぐっと楽しくなります。その人がいれば、仕事で困ったときも気軽に聞けるし、助けてもらえると思えれば、今までとは気分がおおきく違います。

1人でも、仲の良い同僚ができると、明るくなりますし、その同僚とのつながりで他の人とも関係が作れる場合があります。早くなじんでいる人は最初に気の合うひとをつくれるまでの時間が短いのです。

気の合う人ができなかった場合にはどうしたらよいのでしょうか。その場合には、表面的な付き合いでもよいからと割り切ってでもできるだけ孤立せずにいることです。後は、時間にまかせるのがよいと思います。

今の職場も、あなたが入って環境が変わったように、これからも環境は変わりつづけます。いつかきっと、気の合う同僚ができるでしょう。それまでは、ストレスをできるだけためないようにすること。変に意地をはって孤立しないことが大切です。

いっぽう、昇格して平社員から管理職になったときや、事務や技術から営業に替わった場合など、仕事が変わったことで辛くなっている人は、どうしたらよいのでしょうか。

これも多くの場合は時間が解決します。そしてできるだけじぶんと同じ職位の同僚と、ときには弱音や愚痴を聞いてくれる仲間がひとりでも作れれば、ぐっと楽になるのではないでしょうか。

まじめに取り組んでいれば、新しい仕事で必要になるスキルは時間が身につけさせてくれます。とにかく今の辛さから脱するためにも、時間が必要なときには、あせらないでそのときが来ることを信じて余計なストレスを作らないことです。

そして、自分と気の合う仲間ができることを信じて、また仲間づくりの努力を放棄して孤立しないでいればきっと数か月後には、今の職場や仕事に慣れた自分がいます。実は私も職場が替わって1週間です。お互いに頑張りましょう。