職場の人間関係で一番大切な人物は、上司との関係を上げる人も多いのではないでしょうか。上司とそりがあわず、うまくいかないときの対処法について考えていきたいと思います。

上司との関係の辛いところは、普段の人間関係と違い、そりがあわないからといって無視したり、軽く扱ったりできないところです。関係がうまくいかないと、人事権を持っている上司の場合には、降格されたり、意にそぐわない職場へ移動されたり、評価や人事で悪影響を受けることがあります。

上司とうまくいっていないと感じているときは、相手も同じ感情を持っていると思ってほぼ間違いないでしょう。こちらの態度は隠していても自然と伝わってしまうものです。普段の会話や、態度は自分の心を映し出しています。

うまくやっているつもりでも、人事や、評価で知らされることがあります。普段の同僚との会話にも注意が必要なくらいです。つい言葉に出してしまうことがありますが、こちらが思っている以上に、まわりまわって伝わっていくものです。

普段から、言動には注意するようにしたいものです。本当は嫌いでも、決して悟られないように十分な注意を払い、相手に合わせる必要があります。

そうはいっても、相手に合わせることに抵抗を感じる人もいるはずです。うまく相手に合わせることができたら、そもそも上司との関係が問題となることもありません。そういうことが、簡単にできないから問題なのです。

自分の実力に自信のある人なら、他の人より抜きんでた仕事の実績で認めてもらう手もあります。これが一番理想ですが、危険もあります。あいつは、気に入らないけど仕事はできると上司が思えば、それなりに大事にしてくれる可能性があります。

仕事ができる部下は、多少扱いにくくても、手放したくないからです。上司の成績にもかかわるので自分にとって利益があるあいだは、多少のことは大目に見てくれるはずです。

しかし、ほったらかしにされて、何かあったときには責任を取らされる。二階に登らせて梯子をはずすようなことが起こりやすいのもこの状況です。本質的には、好かれていないのですから、足を引っ張る原因があれば、そのときには今までのようにはいかないしょう。

多くの人は、実力で認めさせることができる程の力はありません。また自分の実力を客観視できる人も少なく、本来の実力は自分が思っている7掛けくらいです。そのため多くの人にとっては、上司に合わせて、自己主張を抑えることが、うまくやるための解決法になります。

どんな場合でも相手を変えることはできないと思ってください。自分が変わるのが確実です。よく考えればわかりますが、部下のために自分の考えや行動を変える上司は、ほとんどいないと思った方が良いでしょう。

だれしも自分は悪くないのにと思いがちです。まず行動を変えるには、考えを変える必要があります。上司とうまくやっている人の特徴は、報連相を欠かさないことはもちろんですがプライベートなことも含めてコミュニケーションが取れています。

上司は、その立場からいろんなプレッシャーやストレスを抱えています。ときには上司の立場、目線で物事をみることも必要です。自分がその立場だったらという視点で見ることで、今まで気づかなかったことがわかるようになってくるはずです。今まで、嫌いだった上司のことが少し好きになることもあるかもしれません。